<TOTO>アフター・コロナの衛生機器市場トレンド予測-ユーザーマインド変化に対応する傾向と対策
メーカーのワタパイ営業担当さんの視点で市場やトレンドについて忌憚なく語っていただく「Maker's eye」。
"ウィズ・コロナ"
渡辺パイプの視点
コロナウィルスの国内新築・リフォーム業界の住設機器販売への影響は、2月の中国工場稼働停止に伴うトイレや食洗器などの商品供給遅延から始まりました。
この段階は、資材が届かずに現場や納材店がヤキモキしているような時期だったと記憶しています。
メーカーとしては、少しでもご迷惑の解消が早まるよう滞っているものが流れ出すために奔走している状況でした。
焦らず我慢していればそのうち元通りになる、それまでの辛抱だ、止まない雨はないのだから。
そんな風に状況を捉えていた関係者が大半だったのではないでしょうか。
あくまでも問題は"モノ"の製造と流通が滞っていることによる工事の進行や引き渡しの遅れ、それに伴う一時的な機会損失やキャッシュフローの悪化だと。
今後の短期的な市場予測
その後、国内の新型コロナウィルスによるパンデミックの影響は「オーバーシュート」「クラスター」「ロックダウン」「おうち時間」といったバズワードとともに報道とSNSを経由して爆発的に広がり、人との接触や不要不急の外出を自粛する緊急事態宣言の発令に至ります。
三月末段階で東日本大震災の時よりも大幅に日本経済が悪化している点だけみても、これまで自分が経験したことのないこの状況について、今までの感覚で市場予測をするのは正直いって難しいです。
ただ、購買意欲や消費の冷え込みが今までになかったインパクトであること、生活や価値、暮らしや働き方のスタンダードが大きく変わっていくであろうことは想像に難くありません。
緊急事態宣言発令を受けて各メーカー、販売会社、施工会社の
・全国ショールーム、モデルハウス閉館
・外出(営業、懇親会など)や集会(イベントなど)の自粛
・大手ゼネコンをはじめとする作業所の閉所
といった建設業界の経済活動にとって物理的にクリティカルな影響を与えたものはもちろんありました。
でも、それ以上に大きかったのが
・収入減による生活や将来の不安による消費の委縮
・ウィルスという見えない脅威から来る外出の自粛
・他者との距離感を保つための生活、行動様式の変化
といった生活者の心理や欲求に影響を及ぼし始めたことでした。
この段階から問題は
"建設業界のモノ"
から
"生活者のココロ"
にシフトしていったのだと思っています。
"アフター・コロナ"
今後は目には見えないウィルスに対して、
・自分と家族以外の人間、
・家の外部
との接触を極力せずに、
・自分の目に見える経路で
・自分に出来る範囲の対策を
・「おうちで」
しようという人たちが増えるんじゃないかと予想しています。
モノも、情報も、文化も、気持ちも、
交通とインターネットの力で繋がっていると思った世界の各国が、今回のコロナ禍では一斉に自分と自国だけを護ろうとしたように。
アフター・コロナでは、より自分、家族、友人、恋人、同僚といった「自分にとって大切な人」の安全な暮らし、安心出来る生活への関心度が高まるんじゃないかなって考えています。
-magazine編集部-
TOTOの視点
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※このコラムはあくまでもTOTOの渡辺パイプ担当者さまの個人的な見解であり、TOTO株式会社としての公式見解ではございません。
※『きれい除菌水』は新型コロナウイルスに対しての実証結果は今のところございません。